2008年、白井市に引越し、新たにゼロから教室を始めることになりました。
最初の教室は、ひたすら猪突猛進で形になったような感じでした。
それでも、良い生徒さんに恵まれ、やり甲斐のある教室だったと思います。
だからこそ、愛着はひとしおで離れ難く、後ろ髪引かれるように移ってきたのでした。
とはいえ、新しい教室への夢も膨らんでいました。
「今度の教室では、コンクールをレッスンのコンテンツに入れよう!」
「◯◯メソッドをとり入れよう!」
「練習曲やスケールもしっかり指導しよう!」etc…
それまでに勉強したことを、存分に活かしたい、と前のめりになっていたかもしれません。
引っ越しの片付けが落ち着いた頃、チラシを作りました。自分でポスティングしたり、近くのお店に貼らせていただいたりしたら、すぐに生徒さんが集まりました。
当初、15人以上になったら発表会をしよう、と思っていましたが、すぐそれ以上の数になり、1年経たずに発表会も開催できました。
新しい教室としては順調な滑り出しだったと思います。
しかし、当初膨らませた教室への夢は、そう簡単ではありませんでした。
自分の思いばかりが先行し、生徒さん・保護者の皆さんの思いを、深く考えなかったことが原因だった、と今になると理解できます。
そんな中、二人の生徒さんが、お勧めしたピティナコンペに参加したい、と言ってきました。幼稚園と小1の女の子です。
このとき、幼稚園の子は入会してまだひと月も経たず、音符も読めなかったのですが、工夫してレッスンしたことが幸いしたのか、無事、予選通過しました。
小1の子は、その後、毎年コンペに参加し、全国大会を目指すようになります。
この二人のお陰で、その後、教室でのコンクールの認識が少しずつ変わっていきました。
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