曲に取り組むにあたって、読譜や練習方法など改めて見直しました。
一音一音疎かにしない、身体の使い方や脱力のチェック、指づかい、部分練習、リズム練習、、、、
当たり前のことを「当たり前という気持ちではなく」丁寧に粘り強く行うことにしました。
これは、指導者ライセンスの勉強の際、子供への指導方法としてセミナーで学んだのですが、「大切なことはレベルに関係なく本質は同じ」と再確認し、意識が変わるきっかけになったことでした。
シマノフスキは、ロマン派的でメロディアスな雰囲気を持ち、同時にバッハのような対位法的なところもあり、和声が美しく、魅力的でした。
ヴァリエーションということもあり、練習のしがいがありました。
弾けば弾くほど面白く、やることは満載でした。
練習をして弾けたら録音、それを聴いて客観的に細かくチェック、、、を繰り返して仕上げました。
練習を見直したことで、それまでとは違った新鮮な気持ちで臨めたと思います。
そして、目標の全国大会へ進むことができました。
この年は引越しもあり、プライベートがとても忙しかったのですが、時間がないときに、どのように工夫してやりくりするのか、なども考えることができ、大きな収穫でした。
そして何より、指導と演奏に、自分なりの手応えを感じることができました。
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