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◆コンクールのイメージ

執筆者の写真: Piano Studio AndantePiano Studio Andante

更新日:2024年11月7日



当初「コンクールがあるので出てみませんか?」と声をかけると、保護者の皆さんからは、さまざまな反応がありました。


「え!うちの子でも出られるんですか?」

「そんな、プロになるわけでもないのに」

「趣味なのでそういうものには出ません。」

「どのくらい練習するんですか?」


などなど、”コンクール”という言葉の持つイメージが様々だということを認識させられました。

最初の教室でコンクールを取り入れたときは、何年も通ってくれている子に、慎重に声かけをしました。元々の信頼関係があったため、「先生が言うなら」と保護者の方も二つ返事で前向きに参加してくれたのです。


しかし、今回はできたてほやほやの教室で、生徒さんも入ったばかり。いきなり「コンクール!」とまなじりを上げた先生に言われたら、そりゃ、皆さん驚かれるだろう、と今になるとよく理解できます。


最初の教室でコンクールを初めて取り入れたときの反響は、参加した本人はもちろん、お母様、周りのお友達や保護者の皆さんまで、とても大きいものでした。


参加した子は「弾き方」そのものが変わり、発表会では、他の誰とも違う目を見張る演奏をしました。

それが「コンクールに出たから」というのは明白で、コンクールは、「参加するだけでも違うのだ」と実感したのです。


一番驚いたのは、このお宅が、グランドピアノを購入したことです。

電子ピアノとアコースティックピアノの違いについては、お伝えしたことがあり、このお宅も元々アップライトピアノでした。それでも、グランドピアノに買い替えたのです。お子さんの成長への期待があると、保護者の皆さんは大きく変わるのだ!と思いました。


さらに、同じ学年やその下の子供たちが、彼女を見て「コンクールに出てみたい」と言うようになりました。

一人のコンクール参加が、教室の雰囲気を、ガラリと変えたのです。


何より私自身の意識も変わりました。

もっと勉強したい、と指導者ライセンス取得やグランミューズ参加に繋がりました。


純粋に、良いことばかり!と思っていた、、、だからお勧めしたのです。


しかし、新しい教室の生徒さんや保護者の皆さんは、そんなことは何もご存知ないわけです。もともとの考え方の違いがあることはよくわかりますが、内容をご存知なく、イメージだけで決めてしまうのは残念な気がしました。


まず、どんなことも「知っていただく」ことから始めなければならない、と実感したのです。

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