グランミューズへの挑戦を決めたものの、そのために何をしたら良いのか、改めて計画を立てることにしました。
「できる限り一人で」とチャレンジした指導者ライセンスがうまくいったため、グランミューズも、同じ方法で頑張ってみたいと考えていました。
まず、より細かく自分の演奏と向き合うことを意識しました。
普通に練習したときの完成度は?
緊張の少ないステージ演奏の完成度は?
自分の演奏を評価してもらうため、曲を変えてステップや規模の小さいコンクールにも出ました。
曲選びは悩みました。
その頃、カプースチンを素敵に弾く人を見て、私も!と思い、楽譜を購入し、ポツポツ練習していました。
しかし「この曲を素敵に表現するには、自分には足りないことが多すぎる」と感じていました。
当たり前のことですが、弾けることと、魅力的に表現できることは大きく違います。
以前より、ずっとシビアに判断するようになっていました。
もともとは「好き」という気持ちにこだわりが強く、何かを選択するときの基準にしていたのです。
音高生や音大生のマスタークラスなどは、曲選びの参考になりました。
その頃聴く曲は、何を聴いても「これはコンペで自分が弾いたらどうなるか?」ばかり考えていたように思います。
最終的に、シマノフスキの変奏曲Op.3変ロ短調にしました。
ヴァリエーションだったこと、ロマン派的な近現代の曲だったこと、そして何度聴いても大好きだったこと(結局好きな曲???)が選んだ理由です。
そして、指導者ライセンスのときのように、目標を決めました。
「練習期間は半年、目標は全国大会」です。
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